ガバナンス(Governance)

コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方

当社は、経営理念の実現に向け、グループのコーポレート・ガバナンスの充実を経営の最重要課題の一つと認識するSBI新生銀行のもと、グループの一員として適切なコーポレート・ガバナンス体制の構築に努めています。

内部統制システム

SBI新生銀行グループでは、現場の業務執行ラインにおける自律的統制機能(一線機能)、現場の業務執行ラインから独立したコンプライアンスなどの管理機能(二線機能)、これらの機能から独立した内部監査機能(三線機能)を内部統制の構成要素と定め、連結企業グループ全体を通じた業務の適正・透明性・効率性の確保に努めています。
 さらに、「SBI新生銀行グループ行動憲章」において反社会的勢力との関係の遮断を定めるなど、反社会的勢力による様々な被害を防止し、業務の適正を確保する体制の整備を図っています。
 また、各グループ会社の業務の適正を確保するための体制も整備しており、SBI新生銀行グループ全体の経営方針及びビジネスプラン、並びにリスク管理及びコンプライアンス体制と整合性をもった業務運営の確保を図るとともに、当社の事業活動や内部管理に関する事項は定期的にグループ経営会議に報告され、当社の経営に関する重要事項についてグループ経営会議や専門セクションが主催する重要委員会に付議、報告されています。
 上述の連結企業グループ全体の内部統制システムに加え、当社は、当社および当社の子会社により構成する当社グループ独自の内部統制システムを重畳的に整備しており、多層的な内部統制システムにより、より高度なコーポレートガバナンス体制を構築しています。

当社の機関及び内部統制に係る組織体制
当社の機関及び内部統制に係る組織体制

リスク管理・コンプライアンス

SBI新生銀行グループでは、「グループリスクガバナンスポリシー」を制定し、健全なリスク文化、リスク選好に基づく適切な業務執行、及び適切なリスク管理を要素とするガバナンスの考え方を整理しています。本ポリシーのもとで、信用リスク、ALM・流動性・市場リスク、法務・事務・システム等のオペレーショナルリスクなど、各種リスクの内容に応じてグループリスクポリシー委員会、グループALM委員会、グループ新規事業・商品委員会等の各種特定委員会を設置し、連結企業グループ全体を通じた各種リスクの管理体制を構築しています。
 連結企業グループ全体のリスク管理体制に加え、当社は当社独自のリスク管理体制を重畳的に整備し、当社グループの業務運営に係わるリスクとその管理部署を明確にし、各リスクの管理規程を制定する等、リスク管理を恒常的に行う体制の整備及びその円滑な運営に努めています。

 コンプライアンスについても、SBI新生銀行グループではリスク管理と並ぶ経営の最重要課題と位置付け、グループベースでのコンプライアンス体制の高度化、法令改正への着実な対応、AML/CFTに係る態勢整備の強化等に取り組んでいます。
 また、グループ全体の法令等遵守のための協議等を行うため、グループコンプライアンス委員会を設け、同委員会には外部弁護士を招聘し、第三者によるチェック体制も備えています。
 当社グループにおいても、「グループコンプライアンスガイドライン」等に基づきコンプライアンスリスクの管理を行うとともに、当社グループ及び当社単体としての法令等遵守のための協議等を行うため、グループコンプライアンス委員会とは別に、当社独自のコンプライアンス委員会を設置し、同委員会には外部弁護士を招聘し、第三者によるチェック体制を備えています。

情報セキュリティ

SBI新生銀行グループでは、「グループ情報セキュリティポリシー」を制定し、情報を重要な資産と認識し、情報資産を適切に管理・保護することを定め、グループ全体での情報セキュリティおよびシステムリスク管理レベルの向上に取り組んでいます。
 近時、社会的脅威となっているサイバーセキュリティリスクについては、経営の重要なリスクの1つに位置付け、「SBI新生銀行グループサイバーセキュリティ経営宣言」を公表するとともにグループC-SIRTを設置し、サイバーセキュリティの最新技術動向を踏まえて適切な対策を講じるなど、お客さまの情報や資産に対する安全性確保に努めています。
 当社においても、「グループ情報セキュリティポリシー」を遵守した業務運営を行うとともに、継続的なシステムリスク点検などを通じて適切な対応を実施することにより、情報システムの品質向上、障害の未然防止と早期復旧を実現するシステム運用能力の向上を図るなど、安全で確実なシステム稼働に努めています。